ダイコク電機 【東証プライム:6430】「機械」 へ投稿
企業概要
(1) 研究開発体制と開発内容
開発スタッフ215名により「情報システム事業」及び「アミューズメント事業」各々の研究開発を行っております。当連結会計年度における研究開発費の総額は1,580百万円であり、セグメントの研究開発活動及び研究開発費の金額は次のとおりとなっております。
(情報システム事業)
当連結会計年度における情報システム事業の研究開発活動の実績は以下のとおりであり、開発スタッフ57名、研究開発費は851百万円であります。
① ホールコンピューティングシステムの主な開発活動
・全国から収集した「客入数データ」をパチンコホール向けに公開する商圏分析サービス「Market-SIS」において、より身近に利用できるようにスマートフォンアプリ「Market-SIS QUICK」(マーケット-エスアイエス クイック)を開発しました。
・チェーン店のホールデータの閲覧・分析を可能とするクラウドサービス「ClarisLink」において、主要な申請書システムとの連携を強化し、作業効率化を実現しました。
・騒音環境からホールスタッフの耳を守るパチンコホール特化型ノイズキャンセリングイヤホン「Wellph」を開発しました。
② 情報公開製品の主な開発活動
・フルカラー7セグ表示と、高精細フルHDタッチパネル液晶を組み合わせた高級感のあるハイブリッド情報公開端末の「REVOLAⅡ」を開発しました。
・台毎計数機やスマート遊技機コーナーの盛況感をデュアルセグで華やかに演出する上部設置端末「DUALINA」を開発しました。
・情報公開端末製品において、遊技機の多様なゲーム性をファンに分かりやすく伝える「ゲームフローナビ」機能を実現しました。
③ プリペイドシステムの主な開発活動
・各種カードユニット及び精算機において新札対応を行いました。
(アミューズメント事業)
当連結会計年度におけるアミューズメント事業の研究開発活動の実績は以下のとおりであり、開発スタッフ158名、研究開発費は728百万円であります。
・今後の遊技機市場を見据え、規則が変更されたスマート遊技機をターゲットとした新しいゲーム性の考案に取り組みました。
・ソフト開発における効率化ツールの開発及びバージョンアップを行い、ソフト開発の受託範囲拡大に取り組みました。
・新規ハード及び新規取引メーカー向けに対応したベースプログラムの開発を行い、ソフト開発の受託範囲拡大に取り組みました。
・遊技機の魅力を高める有力コンテンツの調査・発掘・獲得を行うとともに、コンテンツの特長を活かした企画考案に取り組みました。
・パチスロ遊技機の企画開発において、グループ会社と連携しスマートパチスロの開発に取り組みました。
・アミューズメントコンテンツでは、スマートフォン向け自社ライブラリの開発中複数案件向け個別機能の保守対応と、開発のコスト削減を実現する為のゲームエンジン研究、自社タイトルのプロト版開発を行いました。
(2) 知的財産権に関する活動
年々、知的財産権の重要性が高まる中、当社は特に特許権に関しては最重要の経営資源と位置付け、企業利益に貢献する活動を行っております。
その基本方針としましては以下のとおりであります。
① 散発的な出願ではなく、戦略的系統的な出願をする。
② 特許報奨制度のインセンティブ付与により出願の質を高める。
③ 社内への知的財産権に関する危機管理の浸透をはかる。
④ 適切な特許権行使をする。
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