ソネック 【東証スタンダード:1768】「建設業」 へ投稿
企業概要
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
当社は、「社会の役に立ち 喜ばれ 必要とされる企業として 高品質な技術とサービスを提供する成果をもって 社員の幸せを追求します」を経営理念に掲げております。この実践を通じ、持続的に事業を成長させるとともに、その基盤となるESG(環境・社会・企業統治)に関してもさまざまな取組を推し進めてまいります。
(1)ガバナンス
持続的に社会へ価値を提供するために、経営の透明性を高め、外部の多様な視点や意見を積極的に取り入れることで企業価値を向上させていきます。
また、コンプライアンス遵守やハラスメント撲滅等の世界共通の基本を徹底し、ステークホルダーとの信頼関係を築いていきます。
当社グループは、企業グループ行動規範を制定し、企業活動の基盤は社会からの信頼にあるとの基本認識のもとに企業の社会的責任を自覚し、これまで培ってきた技術や経験を基盤に、優れた工事と信頼される運送業務の提供を通じ、豊かで快適な社会の実現に貢献し、もって、社会から信頼される存在となることを目指しています。
また、本社部門長以上の早朝会議を毎日開催しており、社長及び部門委嘱されている各取締役は当会議に必ず出席し、サステナビリティの中では特に重要と考えている環境と人的資本を重点的に、またESG全般についても必要に応じて協議を行っており、様々な課題について闊達に議論を重ね、問題点・リスク・対策等を明確にさせ、スピーディーに対処しております。それらのうち重要な事項については取締役会に報告されております。
(2)戦略
①環境に関する戦略
当社グループは、気候変動や環境汚染等が当社に及ぼす影響が大きいため、環境が重要と考えており、建設活動及び関連する業務において、環境汚染の予防や自然生態系の保護に努めるために、環境負荷の低減に取組んでおり、以下の事項を中心に実行しております。
・確実な工程管理、施工管理により総合的な工程を短縮すると共に、手戻りを防ぎ無駄な資源、エネルギーを削
減する。
・建設機械・車両等を適切に扱い、メンテナンスを行うことで無駄なエネルギー資源の消費及び排出ガスの発生
を低減すると共に、事故・故障等を防ぎ環境負荷を低減する。
・関連する法規制及び当社が同意したその他の要求事項を順守する。
・環境に関する目的、目標及び年間計画を設定し実行する。これを継続的に改善し、汚染の予防に努める。
・環境保全のために環境マネジメントシステムを構築し、見直し、改善を継続する。
②人的資本に関する戦略
当社グループは、企業活動の中心に人的資源があり重要であるため、ダイバーシティ・マネジメントの推進を、人的資本に関する重要戦略の一つと位置付けております。中途採用や外国人社員採用を積極的に実施し、多様な価値観の醸成に努めています。年齢・性別を問わず、育児・子育て・介護等の様々なライフステージに対応した働き方を可能とする規程の整備も実施してまいりました。
今後は更に、女性の管理職登用の推進等を含め、多様な人材による組織成果の最大化を図ってまいります。
またグループ行動規範に、セクシャル・ハラスメントをはじめ相手に不快感を与える言動など、個人の尊厳を傷つける行為は一切行わないと定めており、多様な個性を尊重し、個々人の能力を活かせる自由闊達な職場の形成、公正な人事処遇などを通じ、構成員相互の信頼関係を育み、働きがいのある職場づくりに取り組んでおり、多様な人材を育て活かしていく社内風土を目指しております。
(3)リスク管理
当社グループは事業活動を通じて発生する様々な環境負荷(産業廃棄物等)の削減に努めております。環境負
荷物質が想定以上に排出されてしまった場合、賠償責任などが生ずる可能性があります。また、環境法規制等に
抵触するなどが想定され、事業活動に影響するリスクがあります。
工事作業所での資源ゴミのリサイクルや分別、騒音や排気ガスの低減など環境負荷の低減に取り組んでおり、
毎月のISO推進委員会で状況の報告を行い、年2回の管理委員会で活動の報告・評価・分析を行っております。
工事施工の効率化、廃棄物の再資源化、CO2排出量削減など、環境整備を行っており、環境負荷の軽減や脱炭素社会の実現に向け協力業者と一体になって取り組むことにより、気候変動対策の一助にもなると考えております。安全方針については、安全衛生マネジメントシステムの導入に際し、「安全」と「健康」の確保を最優先し、安全で快適な職場の形成を目指すという安全理念に基づき、以下のとおり「株式会社ソネック安全方針」を定めております。
リスクや機会の識別・評価は、毎月開催のISO推進委員会や安全・衛生委員会で行っており、必要に応じて毎日開催の部門長以上の早朝会議や、半期に一度のISO管理委員会で報告しております。
(4)指標及び目標
①環境に関する指標及び目標
当社グループは、自社の企業規模を勘案して身近なことでも出来ることから始めようとの考え方から「工事作業所における事業ごみの分別」「「重機等のアイドリングストップ」「資源ゴミのリサイクル」「定期的な地域清掃活動の継続」「ノー残業デーの実施(電灯・空調設備電力削減)」運動を実施し、年間の数量目標を定め、毎月管理を実施し、経営陣に対しても報告を行っております。また、健康・労働環境への配慮として、役職員全員が禁煙に取組んでおります。
②人的資本に関する指標及び目標
当社グループの企業規模から本項目の指標及び目標は定めておりませんが、上記(2)戦略②人的資本に関する戦略において記載した人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針についての推進状況は以下のとおりであります。
・女性社員
当社グループの女性社員は事業年度末現在、18名で管理職以上は1名ですが、各種研修などにより育成を図り、数名の女性管理職登用を目指してまいります。
・外国人社員
当社グループは、建設事業においてベトナム人社員を毎年定期的に採用しております。事業年度末現在、
14名(内、13名技術者)のベトナム人社員が在籍しており、将来的には管理職等への登用も目指してま
いります。
・中途採用社員
中途採用社員は、即戦力としての期待と多様性の創造目的から積極的に継続採用しております。事業年度
末現在、当社グループの管理職24名中、中途採用社員が11名となっています。
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