企業ソディック東証プライム:6143】「機械 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 研究開発活動の拠点として、横浜本社技術研修センター研究開発棟に研究開発部門を置き、中国上海、米国カリフォルニア州シリコンバレーに研究開発子会社を開設しております。この世界3極体制のもと、技術研修センターを軸に、機械構造設計開発、放電加工機用電源の開発、放電加工機及びマシニングセンタなどの性能向上の研究を行っております。さらに中国上海、カリフォルニア州シリコンバレーなどの地域性を利用し、各種ソフトウエア開発、CNC装置開発、モーションコントローラ開発などの工作機械の基礎技術となる研究開発を実施しております。

 なお、当連結会計年度の研究開発費総額は3,435百万円(工作機械事業2,537百万円、産業機械事業400百万円、食品機械事業139百万円、その他357百万円)であり、連結売上高の5.1%であります。

 当連結会計年度における主な研究開発の成果は、以下のとおりであります。

・新世代のリニアモータ駆動高速・高性能大型形彫り放電加工機AL100G(工作機械事業)

 長年培われたリニアモータ制御技術と最先端放電制御技術及びAI(人工知能)機能IoTプラットフォームなどを融合新開発の各種放電制御・回路の採用で従来機(AG100L)より最大45%加工時間短縮を実現したほか、電源ユニットの最適化により80Aフルパワー加工時に消費電力30%低減を達成いたしました。

・新世代リニアモータ駆動搭載大型・高精度・難加工用途向けフェムト秒レーザ加工機LSP5070(工作機械事業)

 長年培われたリニアモータ制御技術と最先端のフェムト秒レーザ技術及びAI(人工知能)機能IoTプラットフォームなどを融合汎用性/高速性を追求し大型材料の加工に対応いたしました。大型FCV(燃料電池車)の燃料電池用金属セパレータ金型の加工向けをターゲットとしており、従来多く使われているプレス金型鋼SKD11の10倍以上の耐久性を持つ超硬度粉末高速度工具鋼製の金型加工に対応する精度及び速度を実現しました。

・竪型ロータリ式射出成形機VR Gシリーズの小型機種VR03G/VR20G/VR40G(産業機械事業)

 射出成形機の新製品「VR Gシリーズ」は、従来の「VR Eシリーズ」のV-LINE®による正確な充填と安定した可塑化、ハイブリッド直圧型締による正確で均一な型締力をそのまま継承するとともに、新たに国際安全規格ISO20430(JIS B 6711)に準拠しております。

・V-LINE®高応答射出モデル射出成形機「LP_EH4シリーズ」(産業機械事業)

 安定した原材料の可塑化と精密計量による充填で、正確かつ再現性のある精密・安定成形を実現する自社開発のV-LINEを搭載。高応答を誇るLDDV(リニア・ダイレクト・ダブルモーター・バルブ)を射出制御バルブに採用し、低慣性のプランジャと組み合わせることで、業界最高クラスの射出加速度15Gを達成しました。

・可動式のCIPノズルを設置し洗浄力を強化したCIP洗浄強化型自動茹麺装置(食品機械事業)

 茹槽部分のCIP洗浄能力の向上を図るべく麺を茹でる際の溶質物付着度が高い茹槽移載部に可動式のCIPノズルを設置することで洗浄力を強化したものです従来、固定式だったCIPノズルを可動式に改良いたしました。ノズルの移行を可能にすることで従来の定置洗浄に比べ洗浄範囲が拡大し、洗浄性を大幅に向上させました。側面方向と上下方向に可動式のCIPノズルを搭載しており、シリンダーが収縮しながら茹槽移載部全体をくまなく洗浄することにより、人手作業による後洗浄の負担を軽減しました。

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