セントラル硝子 【東証プライム:4044】「化学」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(経営の基本方針)
当社及び当社の関係会社(以下、総称して「当社グループ」といいます。)は、“ものづくりで築くより良い未来”「セントラル硝子グループは、ものづくりを通じて、真に豊かな社会の実現に貢献します。」を基本理念とし、その実現に向けて進むべき方向性を具体的に定めた基本方針と合わせて、企業理念として掲げております。
当社グループが創業当時から企業活動の中心に据えております「ものづくり」は、誠実を基本姿勢とした、研究開発、製造、販売等の企業活動全般を意味しており、今後の更なる飛躍に向けても、すべての基礎になるものと考えております。
各事業活動においては、伸ばすべき事業に経営資源を投入し、その事業基盤の強化を図るとともに、当社が保有する独創的な技術を通じて、高機能、高付加価値製品分野の拡充を図ります。また、環境対応・省エネルギー化の推進や、グローバルな事業展開による収益力の向上に注力し、安定した財務体質のもと企業価値を増大させることを常に目指し続けてまいります。
これらの方針のもと、経営全般にわたり効率性を高め企業体質の変革を図るとともに、研究開発力の強化と成長事業への経営資源の重点的な投入を行い、グループ企業力の強化に努めてまいります。
当社グループは、2022年度から2024年度までの3年間を対象とした中期計画を2022年5月11日に策定いたしました。同計画の概要は以下の通りです。
①中期計画(2022~2024年)
<基本方針>
1.事業基盤の強化と独創的な技術を通じて新たな成長へ
(1)成長基調への回帰
・伸ばすべき事業へ経営資源を集中、収益事業モデルの確立と成長市場への事業展開を加速
・化成品事業は、これまでの投資成果を回収、更なる将来への投資の継続
・ガラス事業は構造改革を仕上げ、収益事業へ再生
・その他の事業は収益力を更に高め、フリーキャッシュフローを最大化
(2)将来の成長を担保する研究開発の強化を継続
(3)全従業員が品質意識を高め、ステークホルダーへ安心と信頼を提供
2.健全な財務基盤の維持
(1)株主還元、投資、財務規律のバランスが取れたキャッシュフローの配分
3.地球環境への貢献
(1)温室効果ガス排出量削減
(2)環境負荷低減に貢献する製品、技術の提供
②中期計画(最終年度)の経営目標
| 2024年度 目標値 |
営業利益 | 140億円 |
営業利益率 | 8% |
ROE | 12% |
株主総還元性向 | 30%以上 |
株主資本配当率(DOE) | 3.6% |
(経営環境及び対処すべき課題)
今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症による経済活動の制約は緩和される方向にあり、景気回復への好影響が期待される一方で、米国と中国の政治並びに景気動向、ウクライナ情勢を始めとする世界的な地政学的リスク、原燃料価格の変動、物価上昇などの世界経済に対する懸念材料が依然として残っており、当社グループを取り巻く環境は今後も予断を許さない状況が続くものと思われます。
当社グループといたしましては、生産販売体制の強化と原価低減の推進など経営全般にわたる効率化を継続して進め、2023年4月1日に吸収分割により国内ガラス事業の会社分割を実施し、更なる事業構造改善を推進するとともに、中期経営計画で基本方針としている研究開発及び技術開発の強化と成長分野へ経営資源を重点的に投入することにより、グループ企業力の強化に努めてまいります。
- 検索
- 業種別業績ランキング