ジョイフル本田 【東証プライム:3191】「小売業」 へ投稿
企業概要
文中の将来に関する事項は、当事業年度末において当社が判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社は企業ミッションとして「『必要必在』と『生活提案』で、地域社会の喜びと夢を共創する」を掲げております。
そして将来当社が目指すべき姿(ビジョン)である「国内Nо.1の“Living Space Innovator”企業となる」を実現するため、2023年6月期から2025年6月期までの中期経営計画を策定いたしました。この中期経営計画の基本方針に基づく施策実行のため私たち従業員は、5か条の行動指針を遵守し、ミッション、ビジョンの実現に向けて業務に取り組んでおります。
<基本方針>
1.企業ミッションに基づく施策実行 3.SDGsのソリューションを地域社会と共創 |
<行動指針(5か条)>
1.お客様基点で全てを発想する |
また、当事業年度の基本方針に「原点回帰と新しい企業文化の創造」を掲げました。これは、初心に帰り基本に忠実に行動するとともに、会社としての新たな価値観(VALUE)を共有していくという考えに基づくもので、創業者の想いを基本方針に込めております。
(2) 中長期的な経営戦略及び対処すべき課題等
当事業年度の基本方針「原点回帰と新しい企業文化の創造」を具現化するため3つの主要テーマを策定、これらを対処すべき課題と位置付け、課題解決に向けて様々な施策に取り組んでおります。
①「人への投資」
将来にわたる採用難や人財の確保に適切に対処するため、安心して働くことができる職場環境の整備等が、社員の働きがいやモチベーションの向上につながります。それらにより優秀な人財の安定的確保や地域社会・お客様からの支持の拡大につながり、そして企業価値の向上に資する一連の循環を生み出すことができます。
この好循環を生み出すため、安心して長く働ける職場環境の整備、給与・福利厚生面の処遇や教育体制の充実、事業活動への公平なチャレンジ機会の創出等が非常に重要であり、制度の見直し等を順次進めております。
②「同質化競争からの脱却」
新たな「出店戦略」と「商品戦略」の2つの戦略を実行することで、同業他店舗との差別化を図り同質化競争からの脱却を目指します。
「出店戦略」では、プロユースの職人の店「本田屋」の出店を推進するため、居抜き物件を活用した効率的でスピーディーな出店計画を実行、当事業年度は、2024年2月の宇都宮元今泉店(栃木県宇都宮市)、同年6月の立川幸町店(東京都立川市)を出店しており、引き続き本田屋の出店を進めてまいります。
「商品戦略」では、専門店の出店と合わせ、既存ホームセンターでの「本田屋のインショップ化」を推進いたします。当事業年度は、荒川沖店、守谷店、君津店、小山駅前店の4店舗で実施いたしました。引き続き、専門性の高い本田屋のノウハウをとりいれることで、既存店の資材・プロ用品売場を増強いたします。
また、店舗を出店している地域の活性化に資する様々なイベントの開催や広い敷地を生かしたテナントの誘致等により既存店の強化を図っております。
③「持続可能で豊かな社会実現に貢献」
豊かな未来と脱炭素社会を実現するため、「環境負荷の少ない店舗づくり」を目指し、自社店舗での太陽光発電・蓄電池システムによる再生可能エネルギーの利用を推進、またサステナブル商材も積極的に投入いたします。
地域社会との連携では、台風や地震等の自然災害に備え当社が出店している地方自治体との災害時の災害協定等の締結のほか、地域活性化・防災のための共催イベントの開催等により地域社会貢献活動を推進してまいります。
また、当社は2025年度の基本方針として、「ジョイフル本田のファンをつくる!!」を掲げました。私たちの商売の原点はお客様の「不の解消」によって生まれる「驚き」や「感動」、「発見」といった付加価値の提供であり、これはリアル店舗の使命であると考えております。
これまで私たちが大事にしてきた価値観「お客さまの喜びが私たち(企業)の喜び」に基づき創造的に「不」を見つけ、その解消方法を考え、提供してまいります。
全社員がこのことを強く意識し、さらなる成長を継続することで、企業価値を高めてまいります。
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