シャルレ 【東証スタンダード:9885】「卸売業」 へ投稿
企業概要
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループは、2022年5月13日に公表いたしましたグループ中期経営計画(2022年4月から2027年3月期)の見直しを2023年10月30日開催の取締役会にて決議しました。
当社グループは、「シャルレビジネス事業の再生」及び「新規事業開発による新たな柱の創造」の二つの基本方針に基づき、先般の中期経営計画を推進してまいりましたが、グループを取り巻く経営課題であった「販売組織の若返り」「既存ビジネスモデルの刷新」「資本効率の向上」などに対し、抜本的な改善には至りませんでした。それらの経営課題に向き合い、検討を重ねて、グループの将来あるべき姿を描くとともに、二つの基本戦略をより精度を高めた新たな中期経営計画を2024年5月13日に公表いたしました。今後、新たなグループ中期経営計画の詳細設計を固めながら、取り組みを進めてまいります。
(1)シャルレグループの新たな中期経営計画について
《期間》
2024年4月から2029年3月期(50期~54期)の5か年計画
《戦略の基本方針及び骨子》
①シャルレビジネス事業の再生
(ア)シャルレビジネス改革
・シャルレビジネスの基盤強化:訪問販売と通信販売を融合した B to C モデルへの転換及び基盤構築
・マーケティング戦略の強化:健康食品の販売強化、新商材の開発及び投入等
・リブランド戦略の推進:企業コンセプトの再構築、商品・ビジネスPRの強化等
(イ)働き方改革
・職場環境の改善:アクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW)の導入にともなう制度やルールの
見直し、組織風土改革の推進等
・人財の確保及び育成:中核人材及び女性が活躍できる体制の整備
(ウ)損益構造改革
・コスト構造の見直し:資産の有効活用による資本コスト経営の推進等
②新規事業開発による新たな柱の創造
(ア)子会社の事業運営の強化
・事業計画の見直し:商品ブランド構成の見直し、営業体制の再強化等
(イ)新規事業の開発
・事業の多角化:グループ間の相互補完が可能な事業の多角化展開
(ウ)新たな海外販売ルートの開拓・展開
・海外販売ルートの拡大:ASEAN地域での事業展開の推進強化
(2)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
レディースインナー等販売事業におきましては、2023年5月に新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置づけが第2類から第5類に引き下げられ、経済活動や商業活動が通常に戻り、販売員も同感染症がまん延する前の活発な活動状況に戻っております。しかしながら、販売員の高齢化による活動鈍化や稼働人数の低下、次世代の新規ビジネス参画者の減少などの経営課題は改善傾向に至っておりません。
ウルトラファインバブル技術製品等製造販売事業においては、主力製品であるシャワーヘッド市場の競争が一層激化し、事業環境は厳しい状況が継続することが想定されます。今後は、商品構成の在り方や営業体制の強化、新たな主力製品の開発が課題であります。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、2027年3月期を最終年度として、連結売上高173億円、連結営業利益率8%以上、連結ROE5%以上を目指す中期経営指標を見直すことといたしました。グループ全体での中長期の売上高や営業利益の目標を設定するためには、より確度を高めた指標を適切に算出する必要があること、また、収益目標を達成するためには、当社におけるグループ構想を練り直す必要があることから、中期経営指標を含めた新たなグループビジョン及び中期経営計画の詳細については、見直しが完了次第、速やかに公表いたします。
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