企業サイエンスアーツ東証グロース:4412】「情報・通信業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社は「フロントラインワーカーに未来のDXを提供し、明るく笑顔で働ける社会の力となる」というミッションを掲げ、フロントラインワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」の開発・販売を行っております。

Buddybomの開発は、全て内製化されており、それにより、安定的な稼働と、新たな機能の追加を実現できる体制となっております。当事業年度においても、技術本部にて、単なる音声によるコミュニケーションにとどまらず、インターネットを介したクラウドサービスであることを活かし、Buddycomベル、AIといった新たな機能の研究開発を行っております。

 また、当社では、グローバルなセールスネットワークや、様々なソフトウェア又はハードウェアなどのソリューションを持つ企業(エコパートナーと呼んでおります)とのコラボレーションにより、エコパートナーが持つネットワークやソリューションとBuddycomとをパッケージ化し、あるいはコミュニケーションプラットフォームとしてのBuddycomの機能をエコパートナーのソリューションに組み込むことによって、より付加価値の高いサービスの提供を目指す戦略的なパートナーシップ(パートナーエコシステムと呼んでおります)による機能の拡充も目指しております。当事業年度においても、エコパートナーが持つ様々なソフトウェアやハードウェアとの接続連携を可能とすべく研究開発を行っております。

当事業年度においてBuddycomは、株式会社三菱総合研究所が総務省の請負事業の一環として行う、我が国の公共安全モバイルシステムの実現に向けた実証試験における、実証用アプリケーションに採択され、実証試験を行ったほか、PTT通信の音声通話におけるテキスト化、および翻訳通信技術に関する米国特許を取得いたしました。また、日本マイクロソフト株式会社が提供する「Azure OpenAI Service」や、株式会社クマヒラのクラウド型セキュリティサービス「SPLATS」、NTTコミュニケーションズ株式会社が提供するLTE対応ドローン「ANAFI Ai」と連携したほか、株式会社セキュアのAI画像解析やセンサ設備監視での検知内容を音声やテキスト、映像で通知できるセキュリティシステム「GUARD-FORCE Standard」に採用されました。

Buddycomは、スマホやタブレットなどの端末にアプリをインストールするだけで利用可能ですが、実際には多くのお客様は、イヤホンマイクやヘッドセットなどのアクセサリーを用いて利用しております。そのため、当社では、イヤホンマイクやヘッドセット、ウェアラブルカメラといった様々なIoT機器との接続連携についての研究開発も行っております。当事業年度において、株式会社ザクティのウェアラブルカメラ「Xacti LIVE」と連携いたしました。

 以上の結果、当事業年度における当社が支出した研究開発費の総額は15,218千円であります。

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