企業コーナン商事東証プライム:7516】「小売業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 会社の経営の基本方針

 当社グループは、2019年5月に策定した長期ビジョン「New Stage 2025」の実現に向け、2021年4月に「第3次中期経営計画~ずっと大好きや!!コーナン~これからもあなたにぴったり」を公表し、「誰からも愛される存在」で、「日本を代表する住まいと暮らしの総合企業」となることを目指しております。

 上記目標を実現するために、全ての経営活動をお客様視点へ転換させ、法令遵守の徹底と内部管理体制を強化し、小売業全体の競合激化に対抗し得る経営基盤を確立することで、安定した高収益体質企業となることを目指しております。

(2) 目標とする経営指標

 当社グループは、2026年2月期を最終年度とする5カ年の第3次中期経営計画において、最終年度のROE10.0%、EPS575円、ROIC6.5%、総還元性向30%以上、DOE2%を達成することを目標としております。

(3) 中長期的な会社の経営戦略

 当社グループは、2021年4月に「第3次中期経営計画~ずっと大好きや!!コーナン~これからもあなたにぴったり」を公表し、最終年度目標は以下のとおりであり、売上規模の拡大と高収益を継続して追求すると共に、財務体質も更に強化してまいります。

・売上高 5,000億円

・経常利益 310億円

・親会社株主に帰属する当期純利益 195億円

・ROE 10.0%

・EPS 575円

・ROIC 6.5%

・総還元性向 30%以上

・DOE 2%

 当中期経営計画を着実に推進し、当社グループの「目指す姿」である「日本を代表する住まいと暮らしの総合企業」を実現してまいります。

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当社グループを取り巻く環境は、人口減少による市場規模の縮小や同業のホームセンターに加え、低価格路線でシェア拡大を進める他業種との競争もますます激化してきており、楽観を許さない状況が予想されます。

 このような状況の中、当社グループは「第3次中期経営計画」目標達成のために、全ての経営活動を『お客様視点』へ転換させ、5つの重点戦略に取り組んでまいります。

(PB商品開発戦略)

 当社グループは、将来のSPA化を展望してPB商品開発体制を強化します。PRO向け商材、ペット用品、園芸及びレジャーを強化カテゴリーとし、大衆品を重視するとともに分野を絞った付加価値品の開発に注力します。またデザイン、パッケージ及び販促物等に一貫性のある商品開発体制を構築します。

(店舗デジタル化戦略)

 当社グループは、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、ECとアプリを活用しながら店舗とオンラインの融合を行い、時間と場所を選ばないシームレスなお買い物環境の構築を行うことで、売上高EC化率5.5%~10%を目指します。

(店舗業務効率化戦略)

 当社グループは、新POSシステムの導入、キャッシュレス化の推進、新業務端末の導入及び物流・システムインフラの拡充等の施策により、業務時間及び業務量を20%削減することを目指します。そしてデジタル活用により、お客様への価値あるサービスの提供に努めます。

(フォーマット戦略)

 当社グループは、HC業態としては、都市型店舗モデルの開発・出店の強化を行います。また、「PRO+HC」一体型のハイブリッド店舗の展開にも取り組みます。

(人材戦略)

 当社グループは、人事企画機能を強化し、若手・女性社員の積極登用も推進します。また、働き方改革を推進し、人材育成と人員の適正な再配分にも取り組みます。

 これらの重点戦略を実行することにより、誰からも愛される存在となるとともに、日本を代表する住まいと暮らしの総合企業を目指し、一層の企業価値向上に取り組んでまいります。

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