コメ兵ホールディングス 【東証スタンダード:2780】「小売業」 へ投稿
企業概要
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループは、2023年5月に、「グループの原点」および「MISSION」「VISION」「VALUE」のもと、「サステナビリティ方針」を策定し、この方針に沿って、重点テーマを整理しマテリアリティを特定しました。今後は、中長期的にサステナビリティの推進をはかります。また、進捗のモニタリングを行い、PDCAサイクルを回していくことで、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指します。
理念体系
サステナビリティ基本方針
(1)ガバナンス
当社グループは、2023年5月より、代表取締役社長、取締役、執行役員および主なグループ会社の代表取締役社長等で構成するサステナビリティ委員会を設置しております。
サステナビリティ委員会は、以下の事項のうち、取締役会から諮問を受けた事項について審議し、取締役会に対して答申します。
・有識者との対話によるサステナビリティ分野における最新知見の共有
・サステナビリティ経営における基本方針や戦略の策定、施策の立案、目標の進捗管理
・サステナビリティ経営についての社内への浸透
サステナビリティ推進体制
(2)戦略
マテリアリティの特定にあたり、「ステークホルダーにとっての重要性」「当社にとっての重要性」の2つの視点で評価し、重要度の高い課題を抽出しました。それらの課題について常勤取締役等で構成する社内会議で討議し、その中で特に重要度の高い課題をマテリアリティとして特定しました。特定されたマテリアリティの解決を通じて、サステナビリティ方針で目指す持続可能な社会の実現と企業価値の向上に取り組みます。
当社グループにとって、サステナビリティとは事業そのものです。そのため「事業マテリアリティ」を核として、社会や環境も踏まえた「ESGマテリアリティ」を設定しています。
事業マテリアリティ
ESGマテリアリティ
人材の育成及び社内環境整備に関する方針
当社グループは、企業価値向上において「事業開発」、「組織開発」、「人材開発」が重要だと考え、取り組みを進めております。特に、「組織開発」と「人材開発」を優先すべき課題と位置付けており、継続的な投資を行うことで、持続的な事業の成長につながる競争優位性を確保することを目指します。
主体的・自律的な働き方をするためには、従業員一人ひとりが現在の業務に必要なスキルを身に着けることはもちろん、自身が目指すキャリア目標が明確で、その達成に向けて努力することが求められます。そのような従業員をサポートするために、階層別の研修、個人の強みの把握、一人ひとりの志向やニーズに応じた専門性の強化、キャリア形成のための研修等を主体的に受講できる機会を提供し、キャリア形成の実現をバックアップします。
主要なグループ会社である株式会社コメ兵は、社員一人ひとりが組織や仕事に対する自発的な貢献意欲を持ち、主体的に取り組んでいる心理状態を指す「エンゲージメント」の向上に注力しています。それにより、労働生産性の向上や多様な価値の創出、仕事を通じて社会と人々に役立っているという意識の醸成などにつなげます。2020年から個人のエンゲージメントの状態やチームの状態を“見える化”する「エンゲージメントサーベイ」を開始しました。これによって組織の課題なども可視化し、対話を通じてメンバーの自己理解や相互理解を促進して、働きがいの向上や、チームが「ありたい姿」を達成していく活動につなげます。
(3)リスク管理
当社グループは、代表取締役社長を委員長とし、内部監査室長、経理部長、総務部長、内部監査室員等で構成するリスクマネジメント委員会において、以下の業務をしております。
・リスクマネジメント取り組み全体の方針・方向性の検討・協議
・リスク分析及びリスク対応計画の検討・協議
・リスクマネジメントに関する活動の進捗管理及び調整
・リスクマネジメント委員会で検討・協議されたリスク分析やその管理策をエグゼクティブコミッティにて報告
及び上程し、その決定をもってグループ各社または主管部署に指示し、グループ全体のリスク管理を行う。
詳細は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(4)指標及び目標
当社グループは、サステナビリティを巡る課題への対応を行うことは持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に資するものであると認識しております。サステナビリティ全般に関する「指標と目標」の記載につきましては、現段階では各取り組みに関しての目標や指標を設定しておりません。今後は目標を設定の上、達成に向けて取り組みたいと考えます。
主要なグループ会社である株式会社コメ兵では、子どもが小学校を卒業するまで短時間勤務を可能とする等、従業員が安心して勤務できる制度を整備しております。ただし、管理職に占める女性労働者の割合が低いことを課題ととらえ、2022年7月より女性管理職候補を対象に研修を実施しており、特に女性管理職の育成を強化します。
人材育成及び社内環境整備に関する指標
株式会社コメ兵ホールディングス
指標 | 目標 | 実績(当連結会計年度) |
管理職に占める女性労働者の割合 | 2027年3月までに20%以上 | 17.6% |
管理職に占める外国人労働者の割合 | 2027年3月までに18%以上 | 15.2% |
管理職に占める中途採用労働者の割合 | 2027年3月までに50%以上 | 58.6% |
株式会社コメ兵
指標 | 目標 | 実績(当連結会計年度) |
管理職に占める女性労働者の割合 | 2027年3月までに15%以上 | 7.8% |
男性労働者の育児休業取得率 | 2025年3月までに50%以上 | 70.6% |
労働者の男女の賃金の差異 (正規雇用労働者) | - | 69.6% |
エンゲージメント指数 | - | 68(C+) |
<株式会社コメ兵の育児休業取得率の対策>
2023年6月~ 産休、育休における連絡経路を整備し、社内通達
復職決定~配属先決定、および本人への連絡経路の整備
2023年10月~ 社内制作のパンフレットを用いて管理職層へ情報共有
男性育休取得~復職までの流れを整備
株式会社K-ブランドオフ
指標 | 目標 | 実績(当連結会計年度) |
管理職に占める女性労働者の割合 | 2027年3月までに23%以上 | 13.6% |
男性労働者の育児休業取得率 | 2024年3月までに5%以上 | 0% |
労働者の男女の賃金の差異 (正規雇用労働者) | - | 86.5% |
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