コムシスホールディングス 【東証プライム:1721】「建設業」 へ投稿
企業概要
コムシスグループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてコムシスグループが判断したものであります。
(1)経営方針・経営戦略等
私たちコムシスグループは、グループ一体となり、外部の様々なプレイヤーとも強力な協業・連携を図りつつ経営理念を実現します。
<コムシスグループ経営理念>
「時代をになう多様なインフラ建設」でお客様に選ばれ続ける企業を創ります
「豊かな生活を支える社会基盤づくり」で国と地域に貢献します
たゆまない改革を続けさらなる企業価値の向上を目指します
コムシスグループの事業分野はキャリア系事業である電気通信設備工事にとどまらず、非キャリア系事業である都市の環境整備やICT関連工事、太陽光発電などの再生エネルギー事業に至るまで社会・経済活動を根底から支えるさまざまなインフラ工事を網羅しております。
この経営理念では「お客様」「社会」「株主およびグループ従業員」の三つのステークホルダーに対してさらに一層の貢献をお約束し、グループが一体となり、さまざまな社会課題の解決に取り組み、持続可能な社会の実現に向け、まい進してまいります。
お客様 ~時代をになう多様なインフラ建設~ さらなる事業拡大を志向しながら品質・納期・価格などのサービス面でお客様より最大の評価をいただける企業グループを目指します。 |
社会 ~豊かな生活を支える社会基盤づくり~ さまざまなインフラ構築・建設を通して国や地域社会に貢献していくことが使命であると考えています。 |
株主およびグループ従業員 ~たゆまない改革を続けさらなる企業価値の向上~ 人材のマルチスキル化、施工ITプラットフォームの構築など、生産性の向上や コスト競争力の強化を図り、厳しい競争環境に打ち勝つ構造改革の取り組みを継続してまいります。 |
(2)目標とする経営指標
これまで2024年3月期を最終年度とする中期経営計画「コムシスビジョン NEXT STAGE 2023」を進めてまいりましたが、取り巻く事業環境の変化などの影響により、その計画期間を1年間延長することとし、「コムシスビジョン NEXT STAGE 2023+1」として継続する取り組みを進めてまいります。
・売上高6,000億円 ・営業利益400億円 ・総還元性向70%目安を継続 |
業績目標を達成するための取り組み
-通信キャリア事業の取り組み-
・固定系/モバイル系一体化運営による事業体制の刷新
-ITソリューション・社会システム関連事業の取り組み-
・IT/社会事業分野における子会社間の事業再編
・ITソリューションのネットワーク配線工事を通信キャリア事業体制へ本格移行
(3)経営環境及び対処すべき課題
コムシスグループでは、2024年3月期を最終年度とする中期経営計画「コムシスビジョン NEXT STAGE 2023」を推進してまいりました。ITソリューション事業・社会システム関連事業等においては、IT分野での公共・文教関連、データセンター、高速道路関連設備の受注拡大に加え、M&Aにより拡大したガス・鉄鋼の分野においても着実に成長してまいりました。しかしながら、通信事業者における設備投資構造の変化及び価格高騰などの影響もあり、中期経営計画として掲げた当初計画は未達となりました。
2024年度は「コムシスビジョン NEXT STAGE 2023+1」として計画期間を1年間延長し、事業環境の変化による利益面での影響が継続するものの、中期経営計画の完遂と次期中期経営計画へつなげる基盤固めに取り組んでまいります。
この1年間は、これまでの施策を通じたオーガニックで持続的な成長を継続するとともに、固定・モバイル一体化運営による通信キャリア事業体制の刷新、IT・社会事業分野における子会社間の事業再編、ITソリューション事業における通信キャリア事業との連携による高レイヤへのリソースシフトなどシナジーの最大化に向け事業基盤強化を図ってまいります。また、サステナビリティの対応として、引き続き温室効果ガス排出削減などに向けて積極的に取り組んでまいります。
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