企業グラフィコ東証スタンダード:4930】「化学 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社のサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

(1)サステナビリティに関する基本的な方針

 当社は「モノ創りで、笑顔を繋ぐ」を経営ビジョンとして掲げ、変容する働き方やライフスタイルの中で頑張る方々を応援し、心身共に健康的で美しくありたいと願う女性達やご家族に笑顔で幸せな生活を楽しんでいただくための商品を創出するメーカーとして事業活動を継続しております。さらに「未来へ笑顔を繋ぎ、世界に貢献できる企業へ」をサステナビリティ方針として掲げ、創業以来、「心」を大切に自身の利益だけでなく周囲や世界規模までを思いやる事業を展開してきました。

 具体的な取り組みとしては、主に下記4つの活動領域において取り組みを進めております。

①「途上国の産業基盤を」

 寄付に頼らず、ビジネスを通じて途上国の「自立」と「子供たちの幸せ」を支援するため、ベナン共和国の産業であるシアバターを正規の価格で輸入し、化粧品を開発するプロジェクト。ビジネスの仕組みから現地の人たちと一緒に構築することを大切にしており、10年以上継続しています。寄付など一時的な支援ではなく長期的に安定した産業の発展に貢献し、現地では得られた収益で村の子供たち数百名全員が小学校に通えるようになるなど、教育水準の向上にも寄与しています。

②「女性の身体への思いやり」

 「温活」という言葉の登録商標を取得し、2011年から「温活」プロジェクトを始動しております。日本人の平均体温は約60年前の36.89℃に対して、現在は36℃ともいわれ、体温の低下は免疫力の低下につながるといわれます。現代では女性の社会進出に伴い、「冷え」からくる女性特有の悩みも深刻になっており、そういった女性の活躍を支え、QOLの向上を目指すプロジェクトです。

③「女性目線の商品開発」

 商品企画部門は100%女性で構成されており、自らが消費者として商品を生み出す。普段消費者として感じている「困りごと」をそのまま商品開発に活かし、消費者の目線に立った商品を開発しております。女性ならではの視点から、女性の健康を思いやった商品を生み出しています。消費者とのコミュニケーションを大切に、お客様の生の声を企画開発に反映しています。女性の社会活躍に伴い、健康への意識の高まりも。 女性を応援する新商品が増えることで女性が職場で本来の能力を発揮できるようになり、社会全体の女性活躍推進にもつながると考えます。産休・育休の取得のしやすさや、管理職への登用など、女性が働きやすい職場環境づくりは 従業員の離職防止につながると考えられます。

④「環境への取組み」

 ゼロエミッション、パッケージの省資源化など、地球環境保全への取り組みを推進しています。地球の限られた資源を無駄にしないために、商品パッケージの省資源化、廃棄量の削減に努め、埋め立て廃棄物ゼロを目指しています。商品の廃棄処分において、2020年にゼロエミッションを達成しました。 ゼロエミッションとは1994年に国際連合大学が提唱したもので、廃棄物や副産物を別の工場が原材料として再利用することで全体として廃棄物を自然界に排出しないようにすることを目指しています。2021年、グラフィコは東京都の「チームもったいない」に加入しました。 「チームもったいない」は資源の有効利用やエネルギーの有効利用など、「もったいない」の意識を伝え、行動変容のきっかけを促す活動です。

(2)ガバナンス及びリスク管理

 当社は、サステナビリティ全般に関するリスク及び機会の基本的な方針は取締役会が決定いたします。決定された方針に従い、常勤役員及び各部長が出席する経営会議で協議を行い、その具体的な取組とサステナビリティ関連のリスク及び機会を識別し、評価し、管理するための具体的な過程を決定いたします。取組は出席したメンバー指揮のもと関連部門及びセクションが推進いたします。これら取組及び具体的な過程は、定期的に取締役会に報告され、監督助言を受けることで、適時適切に監視・管理される体制となっております。

(3)戦略

 当社は、常に新しいクリエイティブな発想を商品開発に活かし、追求し続けることが、持続的な成長及び企業価値の向上に重要な要素であると考えております。クリエイティブな発想は多様な思考をもった人材の確保維持とコミュニケーション環境を提供することが重要であるという認識に立ち、多様な人材が活躍できる環境創りに取り組んでおります。年齢・性別・国籍を問わない採用方針、年次有給休暇の取得促進、適正な労働時間の管理、公正公平な評価・処遇を行っております。また従業員の成長や快適に働くことのできる環境の整備に取組、従業員同士のコミュニケーション促進制度などの様々な福利厚生制度を整備しております。また、従業員との対話を大事にし、個々の意思を尊重し、適材適所の配属や勤務時間のモニタリングによる業務量の可視化による長時間労働の防止、メンタルヘルスケアなど、健康的な働き方を推進する様々な施策を実施しています。

(4)指標及び目標

 当社は、サスティナビリティ関連のリスクに関する指標及び目標については定めておらず、現状分析及び対応策について協議を行っております。人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する指標及び目標については、管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率について、厚生労働省による全国の企業平均を上回ることを目標として環境整備を取組んでまいります。

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