オーウイル 【東証スタンダード:3143】「卸売業」 へ投稿
企業概要
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組みは、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)サステナビリティ全般に関するガバナンス及びリスク管理
当社グループは、すべてのステークホルダーの期待に応える上で、その一つとして持続可能な社会の実現に向けた気候変動を含む環境・社会課題の解決、SDGsへの貢献を社内方針として掲げており、「食の安心・安全の確保」、「フードロスの削減」、「持続的な原料調達」、「環境事業の拡大」を重点課題として定めております。また、当社グループは、事業活動を通じて社内方針と企業の持続的成長の両立が重要な経営課題の一つであると認識し、社会的価値と経済的価値の同時提供を目指すCSV(共有価値の創造)につながる実効性の高い成果を生み出すため、サステナビリティ推進体制を強化しております。
当連結会計年度においては、取締役の統括のもと、幅広い関係部署から招集したメンバーで構成するサステナビリティ準備プロジェクトを通じて、各部署が抱えるサステナビリティ課題を集約して個別に対応を図るとともに、上記の社内方針に沿った形で今後のサステナビリティの活動方針等を策定いたしました。また、コンプライアンス、品質管理面に関連するサステナビリティ課題においては、コンプライアンス委員会、品質管理委員会にて討議されており、重要な事項については取締役会に報告・提言を行っております。
取締役会は、サステナビリティ課題に関するリスク及び機会の監督に対する責任と権限を有しております。当社グループにおけるサステナビリティ関連のリスク及び機会の管理については、上記の各委員会が中心となり、リスク及び機会を識別し、重要なリスク及び機会の選定ならびに対応方針を策定して関係部署と共有しており、その対応状況は各委員会にてモニタリングされ、重要な事項については取締役会へ報告されることとしております。取締役会は、サステナビリティのリスク及び機会への対応方針及び実行計画等についての審議・監督を行うとともに、経営戦略やリスク管理に反映することとしております。
(2)人材の多様性の確保を含む人的資本に関する戦略並びに指標及び目標
当社グループにおける、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は以下のとおりであります。
〔人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針〕
当社グループは、経営理念及び経営方針を実現するための行動基準として以下の行動指針を定めております。当社グループの人材育成は、この行動指針に基づくものであり、経営者マインドをもって企業価値向上に尽力する人材を輩出し続けることを人材育成の基本方針としております。
時代の変化やステークホルダーの多様なニーズに対応し、持続的な成長を遂げていくため、性別・年齢・国籍にかかわらず、多様な価値観を持ったチャレンジ精神溢れる人材の確保と育成は必要不可欠であり、研修体制をはじめとした人事制度を都度整備し、人的資源の開発に注力しております。
(行動指針)
・ゼロをイチにすべく、自ら考え、発想し、行動し、結果を出す
・和を尊重し、仲間に関心を持ち、お互いに協力しあうことを徹底する
・他責ではなく、自責の念を持って行動する
・できない理由ではなく、できる方法を考え、効率を意識し For the Company の視点で積極的にチャレンジする
・高い倫理観を持ち、社会人としての良識を持って行動する
〔社内環境整備に関する方針〕
当社グループは、価値創造につながる組織風土の醸成を図り、全ての社員が能力を十分に発揮し、やりがいを持って生き生きと働くことができる社内環境の整備に努めております。
① 生産性の高い組織環境の整備
当社グループの行動指針に則った人材を性別・年齢・国籍問わず通年採用し、研修を通して生産性の向上及びチームマネジメント力の強化に取り組んでおります。また、成果・業績主義に基づく客観的で公正な人事評価を行い、社員一人ひとりの能力開発と人材育成を図り、やる気や向上心を高め、組織と人の成長を促しております。
(求める人材像)
・チャレンジ精神・好奇心を持ち、現状に甘んじることなく改善を常に行う人材
・自ら考え行動し、結果を出す自律型人材
(研修)
・役職・役割別にその段階に応じた研修
・それぞれの社員が業務を遂行する上で必要なスキル習得のための研修
・多様性の尊重、ハラスメント防止等の基礎知識向上を目的とした全社員向け研修
② 多様な人材の受け入れ環境づくり
スキル・経験・価値観・ライフステージ・属性など、社員が持つ多様な個性と能力を尊重し、性別・年齢・国籍にかかわらず活躍できる環境を整備しております。
③ 多様な働き方の環境整備
テレワーク勤務・時短勤務・ジョブリターン制度など、多様な価値観を持つ社員がそれぞれのライフステージに合わせて柔軟に働くことができる制度を整備しております。
④ 心理的安全性の高い組織風土の醸成
希望と誇りを持ち続け、働きがいを感じ、お互いが切磋琢磨できる企業風土を醸成し、心理的安全性の高い職場環境(役職の上下関係なしに自由に意見を言うことができる環境)の維持に努めております。
⑤ 安全で健康な職場づくり
社員の安全と心身の健康を重視しております。職場における良好なコミュニケーションを確保し、社員の心と体の健康保持・増進に取り組んでおります。メンタルヘルス対策として、労働時間の管理徹底、ストレスチェックの実施、産業医との連携を行っております。また、ハラスメント行為は、人権を侵害し、職場環境を乱す行為であり、問題発生時には、迅速に調査し、被害者の救済と再発防止に向けた断固たる処置を行い、嫌がらせや差別のない健全な職場環境を確保いたします。
上記で記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。
カテゴリー | 指標 (KPI) | 2023年 実績 | 2025年 目標値 |
|
生産性 | 社員一人当たり営業利益 | 9,238千円 | 10,000千円 | ※1 |
安全・健康 | 有給取得率 | 76.7% | 80% | ※2 |
コンプライアンス | 研修受講率(管理職) | 100% | 100% | ※2 |
※1 連結指標
※2 単体指標(来期以降は連結指標開示を想定)
当社グループは、ダイバーシティ推進に注力しておりますが、社員数(母数)が少なく、1人の増減でも数値が大きく変動することから、現段階ではダイバーシティ関連の目標値は設定しておりません。
なお、現時点における実績及び目標の開示は上記のとおりでありますが、連結全体での集計方法の仕組み構築や指標項目の見直しを鋭意検討中であり、より一層の情報開示の充実に努めてまいります。
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