エヌ・ピー・シー 【東証グロース:6255】「機械」 へ投稿
企業概要
当社グループにおける研究開発の基本姿勢は、「顧客ニーズ及び市場の動向を的確かつ迅速に捉え、当社製品に取り込んでいく」ことであります。そのため、当社顧客の需要動向や、太陽電池業界を中心とした様々な市場動向に合致したFA装置、太陽光発電所の検査サービス、太陽光パネルリサイクル等の研究開発活動に取り組んでおります。
当連結会計年度における研究開発費の総額は38百万円であり、主な研究開発の内容と成果は以下のとおりです。
(1) 装置関連事業
①太陽電池業界
現在、当社グループは米国の太陽電池メーカーを中心に事業を展開しており、彼らが開発した高効率パネルや次世代パネルに対応できるハイエンドの装置の研究開発に取り組みました。また、彼らの太陽光パネル生産ラインにおける新規装置の開発にも取り組みました。
②電子部品業界、自動車業界等
様々な業界に向けて、太陽電池業界で培った技術、および当社のコア技術である真空技術を応用した装置の開発に取り組みました。また、オーダーメイド装置の製造のため個別案件で生じた開発を行いました。
(2) 環境関連事業
①太陽光発電所等の検査サービス
国内では多数の太陽光発電システムの設置が進んでおり、設置後の太陽光パネルの保守メンテナンスサービスの需要が高まっています。そのような状況下、顧客の予算とニーズに合った保守メンテナンスサービスの提供を意図した評価・検証に取り組みました。その他、風力発電システムやバイオマス発電システムの検査サービス提供に関する調査及び開発、また、法改正により使用前自己確認の検査義務が小規模発電設備にも課せられることとなったため、これに対応するための開発に取り組みました。
②太陽光パネル解体装置
太陽電池市場が健全に成長していくためには、太陽光パネルのリサイクルプロセスの確立が必要となります。当社が開発した太陽光パネルのリサイクルを可能とする「ホットナイフ分離法」の解体装置について、分離後のセルシートの銀含有率を高め、買取価格を向上させるためのバックシート除去装置の開発に取り組みました。
(3) その他
サステナビリティに貢献する新事業に向けて、以下のような研究開発に取り組みました。
鶏糞および食品残渣によるクリーンエネルギーを使用した肥料製造
鶏糞や食品残渣をメタン発酵させ、発酵残渣から肥料を製造するシステムの開発に取り組みました。
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