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CTBC杯日台高校野球国際親善試合が無事閉幕 2025年12月30日 07時56分

台北、台湾--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --「2025年CTBC日台高校野球国際親善試合」が12月27日に閉幕しました。新荘球場には冬の寒さにもかかわらず約1万5千人ものファンが詰めかけました。中国信託商業銀行(CTBC Bank)がスポンサーを務めた3日間にわたるこの大会には、台湾と日本が誇る高校野球強豪校4校が参加しました。最優秀選手賞(MOP)は後藤健選手、長山武蔵選手、蔡辰瀧選手、楊家源選手がそれぞれ受賞しています。






表彰式では、中華民国野球協会(CTBA)でバイスプレジデントを務めるジョージ・チャオ氏がジェフリー・クーJr会長に代わり、日本高等学校野球連盟(JHBF)の井本亘理事に記念プレートを贈呈しました。双方とも甲子園選抜チームと台湾のブラックパンサーカップチームの交流試合の拡大を目指し、長期的な協力関係を築くことを誓いました。


CTBCファイナンシャル・ホールディングで取締役会秘書役を務めるロジャー・カオ氏は、選手たちの確かな基本技術と、試合前に雨でぬれたグラウンドを力を合わせて整備した取り組みを称えました。コーチや選手たちも本大会での学びを共有しました。国立羅東高工の楊家源投手は日本の新垣有絃選手と対戦できたことが貴重な経験だったと語り、桃園市立平鎮高級中等学校の蔡辰瀧投手は日本のチームの積極的な走塁と全力プレーの姿勢が印象に残ったと語りました。


本イベントでは異文化交流やホスピタリティも見どころであり、台北日本人学校が日本チームのためにおにぎりを作り、CTBAは参加選手全員に作りたてのラーメンを提供しました。


CTBCは5つのレベルすべてにわたって野球の発展を支援する台湾初の企業であり続けています。CTBC Bankは今後、福岡ソフトバンクホークスと北海道日本ハムファイターズが出場する「2026年CTBC日台野球国際交流試合」のスポンサーを務めます。また、2026年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のチャイニーズタイペイ代表チームをサポートするために、中国信託金融園区で観戦イベントを開催し、ファンを一つにまとめ、台湾の野球への情熱を披露します。


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Ken Wang (+8862) 3327-7777#6712

Sherry Fang (+8862) 3327-7777#6711

東芝:産業用機器向け過電流検出用途に適した高速応答・入出力… 2025年12月24日 14時00分

川崎--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --東芝デバイス&ストレージ株式会社は、産業用機器[注1]の過電流検出用途に適した、高速応答・入出力フルレンジ(Rail to Rail)対応のCMOS型デュアルコンパレーター「TC75W71FU」を製品化し、本日から出荷を開始します。






産業用機器では、モーター駆動や電源回路などで大電流が扱われるため、突発的な過電流が発生するリスクがあります。過電流は機器の損傷や生産ラインの停止、さらには安全性の低下につながるため、迅速な検出と保護が不可欠です。近年は高効率化や小型化が進み、回路が扱える電流や電圧の範囲が従来より狭くなっています。その結果、わずかな過電流でも回路に大きな負荷がかかるため、より高速かつ高精度な過電流検出技術が求められています。


新製品は、従来製品TC75W56FUと比較して伝搬遅延時間を短縮しており、Low to Highが最大45ns、High to Lowが最大30ns[注2]です。これにより、産業用機器で電流異常が発生した際に即座に動作を停止でき、安全性の向上に貢献します。


さらに、入出力許容電圧はフルレンジに対応しており、電源電圧の最小値(GND)から最大値(Vcc)までの範囲で動作可能なため、設計が容易です。最小動作電源電圧は1.8Vで、低電圧駆動にも対応しています。加えて、プッシュプル出力[注3]であるため、信号の立ち上がり・立ち下がりが速く、外付けプルアップ抵抗が不要で、安定した電圧レベルを維持できます。


また、ヒステリシス特性を追加しノイズ耐性を高めた製品「TC75W72FU」、およびヒステリシス特性付きでコンパレーターに供給する電源とは異なる電圧帯へ信号出力が可能なオープンドレイン出力[注4]製品「TC75W73FU」[注5]も、2026年2月より量産開始予定です。


当社は今後も、産業用機器の安全性・信頼性向上に貢献するコンパレーターの開発に取り組み、幅広いニーズに応える製品ラインアップの拡充を進めていきます。













[注1]


産業用ロボット、発電機、UPS (無停電電源装置)、変圧器など


[注2]


従来製品TC75W56FUの伝搬遅延時間:VDD=3Vの測定条件でLow to Highが標準550ns、High to Lowが標準250ns


[注3]


プッシュプル出力:出力回路に上下2つのトランジスターを備え、HighレベルとLowレベルの両方を能動的に駆動する方式


[注4]


オープンドレイン出力:出力回路に下側のトランジスターのみを備え、Lowレベルを能動的に駆動する方式


[注5]


伝搬遅延時間はVDD=3.3Vの測定条件で30ns (High to Low) のみ


応用機器



  • 産業用機器 (産業用ロボット、UPS (無停電電源装置) 、太陽光発電、電源など)


  • 民生用機器 (家庭用電気製品、電源など)


新製品の主な特長



  • 入出力フルレンジ


  • 低電圧駆動:1.8V


  • 高速応答:tPLH 45ns (max)、 tPHL 30ns (max) (VDD=3.3V)


新製品の主な仕様





























品番


TC75W71FU


TC75W72FU[注6]


TC75W73FU[注6]


パッケージ名称

(パッケージコード)


SOT-505

(SM8)


動作範囲


電源電圧 VDD (V)

T opr=-40~125°C


1.8~5.5


電気的特性


電源電流 IDD (μA)

VDD=1.8V、VOUT=High、 VIN=VSS、Ta=25°C


Typ.


276


入力オフセット電圧 VIO (mV)

VDD=1.8V、VSS<VIN<VDD、 Ta=25°C


Max


17


入力ヒステリシス電圧VHYST (mV)

VIN = VSS、VDD=1.8V、Ta=25°C


Typ.



3.5


Low to High伝搬遅延時間 tPLH (ns)

VDD=3.3V、Ta=25°C


Typ.


23



Max


45



High to Low伝搬遅延時間 tPHL (ns)

VDD=3.3V、Ta=25°C


Typ.


14


11


Max


30


30


出力端子


プッシュプル


オープンドレイン


入出力許容電圧


入出力フルレンジ


在庫検索&Web少量購入


Buy Online







[注6]


2026年2月量産開始予定


新製品の詳細については下記ページをご覧ください。

TC75W71FU


当社のオペアンプ・コンパレーターの関連コンテンツについては下記をご覧ください。

オペアンプ・コンパレーターの基礎


オンラインディストリビューターが保有する当社製品の在庫照会および購入は下記をご覧ください。

TC75W71FU

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インサイト・ジャパン、再発・難治性濾胞性リンパ腫の治療を対… 2025年12月23日 23時34分

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社(Incyte Biosciences Japan G.K.)は、再発・難治性濾胞性リンパ腫(FL)のうち、2次治療以降(2L+)の成人患者を対象とした、リツキシマブとレナリドミドとの併用療法である「ミンジュビ®(タファシタマブ)」について、厚生労働省(MHLW)より承認を取得したことを発表しました。




リツキシマブおよびレナリドミドとの併用によるミンジュビの承認は、日本における再発・難治性FLを対象とした、CD19とCD20を同時に標的とする免疫療法併用として初の承認であり、重要な節目となります」と、インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパンのジェネラルマネジャーである石田靖之は述べています。「無増悪生存期間の改善により、ミンジュビは、再発・難治性疾患の適格患者に対して、化学療法を用いない治療選択肢を提供します。今回の承認は、日本において、この困難な疾患の影響を受ける患者とそのご家族にとって重要な治療上のギャップを埋めるという、当社の取り組みを明確に示すものです。」


本承認は、日本の患者を含む654人の成人患者が登録されたピボタル第3相臨床試験であるinMIND試験に基づくものです。本試験では、リツキシマブおよびレナリドミドとの併用によるミンジュビが、対照群と比較して無増悪生存期間(PFS)を有意に改善することが示されました。1ミンジュビの投与を受けた患者群では、PFSの中央値が22.4か月で、対照群で観察された13.9か月と比較して有意に延長しました。1ハザード比は0.43で、p値は0.0001未満であり、病勢進行リスクが大幅に低下したことを示しています。1


独立評価委員会(Independent Review Committee)による評価においても、これらの結果が確認されました。ミンジュビ群ではPFSの中央値は未到達であったのに対し、プラセボ群では16.0か月でした。1ミンジュビは全体として忍容性が良好であり、主な副作用としては、呼吸器感染症、下痢、疲労が認められました。1


FLは、日本においてB細胞性非ホジキンリンパ腫(NHL)の中で2番目に多い、進行が緩徐な病型であり、全NHLの13.5%を占めています。2本疾患は治癒不能と考えられており、治療開始から最初の2年以内に、約20%の患者で病勢進行または再発が認められています。このような早期進行は、治療開始から24か月以内の病勢進行(POD24)として知られており、予後が有意に不良で、5年時点で生存している患者は34~50%にとどまります。3,4,5治療の進歩にもかかわらず、再発・難治性FLに対しては、追加の治療選択肢に関する大きな未充足の医療ニーズが依然として存在します。


なお、今回の承認は、日本におけるミンジュビとして初の規制当局承認となります。


inMINDについて

inMIND試験(NCT04680052)は、再発・難治性濾胞性リンパ腫(FL)(グレード1~3a)または再発・難治性の節性辺縁帯リンパ腫、脾辺縁帯リンパ腫もしくは節外性辺縁帯リンパ腫(MZL)の患者を対象に、タファシタマブをリツキシマブおよびレナリドミドと併用した場合の有効性および安全性を、プラセボをリツキシマブおよびレナリドミドと併用した場合と比較評価する、国際共同、二重盲検、無作為化、プラセボ対照の第3相臨床試験です。本試験には、成人(18歳以上)654例が登録されました。6


本試験の主要評価項目は、FL集団における治験担当医評価によるPFSです。主な副次評価項目としては、全体集団におけるPFSに加え、FL集団における陽電子放出断層撮影による完全奏効(PET-CR)および全生存期間(OS)が設定されています。6


本試験の詳細については、https://clinicaltrials.gov/study/NCT04680052をご参照ください。


ミンジュビ®(タファシタマブ)について

ミンジュビ®(タファシタマブ)は、ヒト化Fc改変を施した、CD19を標的とする細胞溶解性のモノクローナル抗体です。タファシタマブは、ザンコー(Xencor)が開発したXmAb®技術によりエンジニアリングされたFcドメインを組み込んでおり、アポトーシスならびに抗体依存性細胞傷害(ADCC)および抗体依存性細胞貪食(ADCP)を含む免疫エフェクター機構を介して、B細胞の溶解を誘導します。インサイトはXencor, Inc.から、タファシタマブの開発・商業化に関する全世界での独占的権利のライセンスを受けています。


米国では、「モンジュビ®(タファシタマブ-cxix)」が、再発・難治性濾胞性リンパ腫(FL)の成人患者を対象に、レナリドミドおよびリツキシマブとの併用療法として、米国食品医薬品局(FDA)より承認を取得しています。さらに、米国では、モンジュビが、低悪性度リンパ腫から移行した症例を含む、特定不能型の再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)の成人患者で、自家造血幹細胞移植(ASCT)の適応とならない患者を対象に、レナリドミドとの併用療法として、迅速承認を取得しています。


欧州では、ミンジュビが、ASCTの適応とならない再発・難治性DLBCLの成人患者を対象に、まずレナリドミドとの併用療法として、続いてミンジュビ単剤療法として、欧州医薬品庁(EMA)より条件付き販売承認を取得しています。さらに、2025年12月には、欧州において、ミンジュビが、少なくとも1ラインの全身療法後に再発または難治性となったFL(グレード1~3a)の成人患者を対象に、レナリドミドおよびリツキシマブとの併用療法として、EMAより承認を取得しました。


XmAb®は、Xencor, Inc.の登録商標です。


モンジュビ、ミンジュビ、ミンジュビおよびモンジュビのロゴ、ならびに「トライアングル」デザインは、インサイトの登録商標です。


重要な安全性情報

日本における適応、用法・用量および安全性に関する注意事項については、ミンジュビの製品情報(PI)ならびに医薬品医療機器総合機構(PMDA)のウェブサイトをご参照ください。


インサイトについて

インサイトは、「Solve On.」を使命とするグローバルバイオ医薬品企業であり、アンメットメディカルニーズを有する患者のための解決策を見いだすべく、科学に基づいて取り組んでいます。インサイトは、独自の治療薬の創製、開発、商業化を通じて、患者のためのファースト・イン・クラスの医薬品からなるポートフォリオを確立するとともに、腫瘍学および炎症・自己免疫領域において強力な製品パイプラインを構築しています。インサイトは、米国デラウェア州ウィルミントンに本社を置き、北米、欧州そしてアジアにおいて事業を展開しています。


また、インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社は、インサイトの100%子会社です。日本におけるインサイトの詳細については、www.incyte.jpをご参照ください。


また、インサイトに関する追加情報については、Incyte.comをご覧いただくか、ソーシャルメディア(LinkedInXInstagramFacebookYouTube)でもご確認いただけます。


インサイトの将来見通しに関する記述

本プレスリリースに記載されている事項のうち、過去の事実に関する情報を除き、リツキシマブおよびレナリドミドとの併用におけるタファシタマブが、再発・難治性濾胞性リンパ腫に対する新たな治療選択肢となる可能性に関する記述を含め、将来の見通しに関する予測、見積もり、ならびにその他の将来予想に関する記述が含まれています。これらの記述は、インサイトの現時点での見通しに基づくものであり、実際の結果がこれらと大きく異なる可能性のあるリスクおよび不確実性の影響を受けます。


これらの将来見通しに関する記述は、インサイトの現時点での見通しに基づくものであり、実際の結果がこれらと大きく異なる可能性のあるリスクおよび不確実性の影響を受けます。これには、予期せぬ遅延、ならびに追加の研究開発や臨床試験の結果が不成功に終わる、または適用される規制基準を満たさない、もしくは開発継続を正当化するに足りない可能性、臨床試験において十分な被験者数を登録できるかどうか、厚生労働省(MHLW)、米国食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品庁(EMA)およびその他の規制当局による判断、ならびにインサイトおよびそのパートナーの製品の有効性または安全性、インサイトおよびそのパートナーの製品が市場で受け入れられるかどうか、市場競争の状況、ならびに販売、マーケティング、製造および流通に関する要件、Form 10-Kによる年次報告書および2025年9月30日を期末とする四半期のForm 10-Qによる四半期報告書を含む、米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission)に随時提出している当社の報告書に記載されているその他のリスクに関連する予期せぬ進展およびリスクが含まれます。インサイトは、これらの将来見通しに関する記述を更新する意図または義務を負うものではありません。

















____________________


1 Sehn L H, Luminari S, Scholz CW, et al. ASH Annual Meeting 2024; Late breaking abstract tafasitamab plus lenalidomide and rituximab for relapsed or refractory follicular lymphoma: results from a phase 3 study (inMIND).


2 Toth J A, Rahshenas M, Nowacki G, et al. A descriptive analysis of real-world oncology biosimilar use in Japan. 2024. Future Oncol. 2024;20: 1837-1850.


3 Carbone A, Roulland S, Gloghini A, et al. Follicular lymphoma. Nat Rev Dis Primers. 2019;5:83.


4 Casulo C, Nastoupil L, Fowler NH, et al. Unmet needs in the first-line treatment of follicular lymphoma. Ann Oncol. 2017;28:2094-2106.


5 Wagner-Johnston ND, Link BK, Byrtek M, et al. Outcomes of transformed follicular lymphoma in the modern era: a report from the National LymphoCare Study (NLCS). Blood. 2015;126:851-857.


6 ClinicalTrials.gov. A phase 3 study to assess efficacy and safety of tafasitamab plus lenalidomide and rituximab compared to placebo plus lenalidomide and rituximab in patients with relapsed/​refractory (r/​r) follicular lymphoma or marginal zone lymphoma. (InMIND). Available at: https://clinicaltrials.gov/study/NCT04680052. Accessed November 2025.


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インサイト・ジャパン、進行肛門がんの一次治療としてジニイズ… 2025年12月23日 10時40分

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社は、進行性肛門管扁平上皮がん(SCAC)の一次治療として、カルボプラチン+パクリタキセル(プラチナ製剤を用いた化学療法)と併用するジニイズ®(レチファンリマブ)が厚生労働省(MHLW)の製造販売承認を取得したことを発表しました。




インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパンのゼネラル・マネジャーを務める石田靖之は、「今回の承認は、日本の進行肛門がん患者にとって重要な出来事です。MHLWによるジニイズの承認は、SCACの一次治療としてジニイズが初めてかつ唯一の承認薬であることを意味します。そのような難しい疾患を抱えていた患者に対し、ジニイズは、化学療法との併用療法を提供することで、きわめて重要な新しい治療選択肢となり、SCAC患者とその家族にとって、がん医療の重大なアンメットニーズに応えることとなります」と述べています。


今回の承認は、全身化学療法による治療歴のない転移性または手術不能な局所再発性SCACの成人患者を対象に、プラチナ製剤を用いた化学療法(カルボプラチン-パクリタキセル)との併用下でのジニイズを評価した第3相POD1UM-303/InterAACT2試験の結果に基づいています。


医学誌「The Lancet」に掲載されたPOD1UM-303/InterAACT2試験(NCT04472429)の結果では、病勢進行または死亡のリスクが統計学的に有意に37%低下することが示されました(P=0.0006)1。ジニイズと化学療法を併用した患者群では、無増悪生存期間(PFS)の中央値が9.3か月であったのに対し、プラセボ併用群では7.4か月でした1。安全性上の新たな懸念は確認されませんでした。重篤な有害反応は、ジニイズと化学療法の併用療法を受けた患者の47%で認められました1。最も多くみられた重篤な有害反応(発現率2%以上)は、敗血症、肺塞栓症、下痢、および嘔吐でした1


。日本では、肛門管がんの約16~24%がSCACで、腺がんは約70%を占めています2。日本での肛門管がん全体の発生率は、人口10万人当たり約0.26~0.41です2


今回の承認により、ジニイズは日本で初めて規制当局の承認を取得し、進行性SCACに対しては2件目の規制当局承認となります。ジニイズは2025年5月、米国食品医薬品局(FDA)により、手術不能な局所再発性または転移性SCACの成人患者の一次治療として、カルボプラチン+パクリタキセル(プラチナ製剤を用いた化学療法)との併用が承認されました。


インサイトは、進行性SCACに対するレチファンリマブについて、欧州医薬品庁(EMA)にタイプII変更(Type II variation)に関する申請(MAA)を提出しています。


肛門管扁平上皮がん(SCAC)について


SCACは、世界的に肛門がんの中で最も多くみられる病型であり、全症例の85%を占めています3。これは希少な疾患ですが、発生率は年間約3%ずつ増加しています4,5,6,7。症例の約90%は、肛門がんの最大のリスク因子であるヒトパピローマウイルス(HPV)感染と関連しています7。ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は肛門がんのリスクを高める重大な増幅因子であり、HIV感染者の場合、発症リスクは25~35倍高いとされています8,9。肛門がんは、痔などの非がん性疾患と似た症状(痛み、かゆみ、しこりまたは腫瘤、排便の変化など)が多いため、発見が遅れやすく、局所進行期で診断される患者が多いとされています10


POD1UMについて


レチファンリマブを対象とするPOD1UM(PD1 Clinical Program in Multiple Malignancies)臨床試験プログラムは、POD1UM-303およびPOD1UM-202のほか、非小細胞肺がん患者を対象にプラチナ製剤を用いた化学療法との併用下でレチファンリマブを評価する承認取得を目指す試験を含む、固形腫瘍患者を対象とした複数の第1~第3相試験で構成されています。


ジニイズ®(レチファンリマブ)について


ジニイズ®(レチファンリマブ)は、プログラム細胞死受容体1(PD-1)を標的とするヒト化モノクローナル抗体であり、手術不能な局所再発性または転移性肛門管扁平上皮がん(SCAC)の成人患者に対する一次治療として、カルボプラチン+パクリタキセル(プラチナ製剤を用いた化学療法)との併用療法が適応となります。


ジニイズは、米国では転移性または再発性の局所進行メルケル細胞がん(MCC)の成人患者の治療にも適応されています。本適応は、腫瘍奏効率と奏効期間を根拠とした迅速承認の下で承認されています。本適応の継続的な承認は、確認試験において臨床的有用性が確認され、その内容が示されることを条件とする場合があります。


ジニイズは、米国ではインサイトが販売しています。インサイトは2017年に、レチファンリマブのグローバルな権利についてMacroGenics, Inc.と独占的な提携・ライセンス契約を締結しました。


ジニイズはインサイトの登録商標です。


重要な安全性情報


適応、用法・用量、および安全性情報については、日本の独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA) のジニイズの添付文書をご参照ください。


インサイトについて


インサイトは、「Solve On.」をミッションとして掲げ、アンメットメディカルニーズを有する患者のために、科学に基づきソリューションを追求するグローバルなバイオ医薬品企業です。独自の治療薬の創出から開発、商業化まで手がけるインサイトには、腫瘍学および炎症・自己免疫領域において、患者のためのファースト・イン・クラス医薬品のポートフォリオと強固な製品パイプラインがあります。


インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社は、インサイトが全額出資する子会社です。日本におけるインサイトの詳細については、www.incyte.jp をご覧ください。


インサイトは米国デラウェア州ウィルミントンに本社を構え、北米、欧州、アジアで事業を展開しています。インサイトの詳細については、Incyte.com をご覧いただくか、ソーシャルメディアのLinkedInXInstagramFacebookYouTubeをフォローしてください。


インサイトの将来予想に関する記述について


本プレスリリースに記載されている事項のうち、過去の事実に関する記述を除き、SCAC患者に対してジニイズが有効な治療選択肢となるかどうか、またその時期に関する記述を含む内容には、予測、見積り、その他の将来予想に関する記述が含まれています。


これらの将来予想に関する記述は、インサイトの現時点での見通しに基づくものであり、実際の結果が大きく異なる可能性のあるさまざまなリスクおよび不確実性を伴います。これには、予期しない遅延、研究開発の進展および臨床試験の結果が不成功に終わる、または規制基準を満たさず開発継続に至らない可能性、臨床試験における被験者登録の可否、厚生労働省(MHLW)、米国食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品庁(EMA)などの規制当局による判断、インサイトおよびその提携先の製品の有効性または安全性、市場での受容性、市場競争、販売、マーケティング、製造および流通に関する要件、ならびに米国証券取引委員会に提出しているForm 10-K年次報告書および2025年9月30日終了四半期のForm 10-Q四半期報告書を含む各種報告書に随時記載されるその他のリスクが含まれます。インサイトは、これらの将来予想に関する記述を更新する意図または義務を負いません。

























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1 Rao S、Samalin-Scalzi E、Evesque L ほか。肛門管局所再発性または転移性扁平上皮がんに対するレチファンリマブとカルボプラチンおよびパクリタキセルの併用(POD1UM-303/InterAACT-2):国際第3相無作為化対照試験。Lancet 2025年;405巻(10495号):2144-2152頁。


2 Yamada K、Saiki Y、Komori K ほか。日本における肛門管がんの特徴。Cancer Med 2022年;11巻:2735-2743頁。


3 Symer MM、Yeo HL。肛門がん治療の最新の進展状況。F1000Research 2018年;7巻:F1000 Faculty Rev-1572。


4 Islami F、Ferlay J、Lortet-Tieulent J ほか。肛門がん発生率の国際的動向。Int J Epidemiol 2017年;46巻:924-938頁。


5 Giuliano AR、Nyitray AG、Kreimer AR ほか。EUROGIN 2014ロードマップ:性別および感染部位別にみるヒトパピローマウイルス感染の自然史、伝播、およびヒトパピローマウイルス関連のがん発生率の差異。Int J Cancer 2015年;136巻:2752-2760頁。


6 Morris V、Eng C。肛門がんにおける免疫療法のパラダイムの強化。J Gastrointest Oncol 2016年;7巻:721-726頁。


7 米国疾病予防管理センター(CDC)。各年のHPV関連がん症例。閲覧:https://www.cdc.gov/cancer/hpv/cases.html(2025年11月アクセス)。


8 Wang CJ、Sparano J、Palefsky JM。ヒト免疫不全ウイルス/AIDS、ヒトパピローマウイルスおよび肛門がん。Surg Oncol Clin N Am 2017年;26巻:17-31頁。


9 腫瘍学のNCCN臨床診療ガイドライン:HIV感染者におけるがん。バージョン1.2021、2021年。


10 Anal Cancer Foundation(肛門がん財団)。肛門がん:徴候、症状、原因および治療。閲覧:https://www.analcancerfoundation.org/what-is-anal-cancer/(2025年11月アクセス)。


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